☆ビールは、美味しい。

1.死ぬ前にナニが食べたいか?

 私の一番の好物と言えば、☆ビールということになるでしょう。
 その味、淡泊にして、馥郁たる香り、コンディションの良いものを飲むときは、至福の時です。
 詩人萩原朔太郎が、最後に求めるものは〜
「〜冷たい一杯の麦酒」と謳ったのも、宜なるかな・・・
 目隠ししていても、どこのブランドのものかわかるほど、永年ビールを飲んできた者の確信であると自負していますが
「単に北海道生まれだからだろう」という声はあります。
 味がわかってしまうと言うことは、あまり幸福なことではありません。☆ビールとは別な会社で、その経営・人事政策その他について、私がとても尊敬している会社がありますが、ビールについては、後発のせいか味がカブイていて、残念ながら好きではありません。

 何年か前、ひさしぶりに☆ビール発祥の地の『ビール飲みのふるさと・聖地・大本山』に行って、大ジョッキ片手に、冷凍薄切りラムが、北海道の形をしたジンギスカン鍋の上で、
ジワー・・・・と、ゆっくり焼けていくところを眺めたとき・・・・
(「死ぬ前に、ナニが食べたいか」と人に聞かれたら、やっぱり、これだわ)と心から思いました。
 もっとも、生ビール・ジンギスカンの飲み放題・食べ放題ができるうちは、死にゃーせんでしょうが。

2.☆ブランドのジンギスカン

 ということで、休日は朔太郎よろしく、☆ビヤホールに行くことが楽しみの一つです。
(最近は、店作りとサービスの良さで、Kビール『直営店』にも行きます。)

 ある日、いつもとは別の☆ビヤホールの前を通りかかると「ジンギスカンコーナー開設!」とあります。当然
「今日は・・・、アイスバインはやめだ!」と入店。
 しかし、テーブルには普通の焼肉店のロースター。
 フロアの責任者と思しき人が寄ってきて
「いかがでございましょうか?ここに至るまで・・・・私は、さまざまなジンギスカンのお店を食べ歩きました!」
「ほう。それでは、☆ビール園にも行ったことあるの?」
「いえ、私は・・・行ったこと ありません」
「ラムは脂身が多いから、このロースターでは、燃えちゃうんじゃないかなー・・・・
(凸型の鍋で、脂を落とすのがミソなんだよなー)あっ!やっぱり燃えた!」

 (雇用)期間の定めのない正社員には、一度くらいAIRDOの格安航空券等で、☆ビール園に連れて行って食わせれば良いのに・・・・と思いましたが、☆グループではあるけれど、別会社だから・・・と、そのような発想はないのでしょうか・・・・。
 ホールディングスとは、何を「持っている」ものなのか?

3.超有名「観・光」地

 今年のゴールデンウィークは、近畿地方に行きました。やはり西日本は、歴史と文化の厚みが違います。源頼朝や徳川家康と崇神(ハツクニシラス)天皇くらいに違います。
 その古来から有名な、まさに「観・光」地である◎□には、昔、義父が運転する車で一度行ったことがあります。しかし、じっくり歩いて見るのは初めてです。
 駅を降りると、街は延々とシャッター通り。食事とビールを飲むところを探すのに一苦労でした。
 昨年行った飛騨高山は、白川郷・五箇山の合掌造り集落が世界遺産に登録されているせいか(登録されたのは16年前ですが)、海外からの顧客もいっぱい。バスも満員・補助席。
 街もホテルも土産物屋も飲食店も、とても興隆していたものでした。それに比べると信じがたいほど、一部を除いて何もない。
 おそらく、昔私が一度来たときと同じように、観光スポット以外は、車で素通りなのでしょう。

 初日で有名どころを見て、「さて明日はどこへ行こうか」と駅の観光案内所に
「◎△には、バスまたは電車+徒歩で、行けますか?」
「ちょうど今、お祭りをしていますので、臨時バスが・・・・」とチラシをくれました。
 見ると
『今年も〜燃える!!よさこいソーランin◎△』
(・・・・・・・・)
 北海道出身の私を、あこがれの内地の超有名観光地で、待っていたのは『よさこいソーラン』。
(『よさこいソーラン』自体が良くないと言っているのではありません。)
 最初は、北海道から「よさこいソーラン一座」が出張公演に来ているのかと思いましたが、地元県内にチームを作っている人が多くいると聞きました。
 わずか19年前に北海道で創設された踊りは、全国的に普及しているようです。
 私としては「高知県+北海道」文化ではなく、東京の昔の原宿あたりの、要は「竹の子族」に似ていると思うのですが・・・・。
 確かにウケるだろうと思います。
 観光企画会社が、車に乗ってきた顧客に満足度をモニタリングしたなら、大人も子供も
「おもしろかった・・・・」と答えるでしょう。
 それはそれで、立派な業績指標でしょうが・・・、・
 ◎□とは何であるのか? ◎□の成果とは、何であるのか?

(阿世賀 陽一)