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[ 遺族厚生年金の改正 ]

 厚生年金に加入している夫が亡くなった場合、残された妻等には遺族厚生年金が支給されます。妻は、原則として、再婚をしなければ、終身年金で一生受給できます。
 子のある妻の場合には、原則として子が18歳の年度末に達するまで、遺族厚生年金に遺族基礎年金が加算されます。

 遺族厚生年金の額は、亡くなった方の老齢厚生年金{(報酬比例部分)厚生年金加入期間分}の4分の3に相当する額です。
 65歳以上になった妻が、妻自身の老齢厚生年金と夫の遺族厚生年金を同時に受けることができるようになったとき、次の3つのうち、いずれか有利なものを選択できます。
(1) 自分の老齢基礎年金+自分の老齢厚生年金
(2) 自分の老齢基礎年金+遺族厚生年金(夫の老齢厚生年金額の3/4) の額
(3) 自分の老齢基礎年金+自分の老齢厚生年金の1/2+遺族厚生年金(夫の老齢厚生  
年金額の3/4)の2/3 の額

★今年度(平成19年4月)より
@ 金額としては同じですが、受給内容の名目として、妻自身の老齢厚生年金を優先し、遺族厚生年金は、従来の遺族厚生年金額−自身の老齢厚生年金額の差額分を受給することになりました。

 お金に色がついているわけではありませんが、趣旨としては、一層、夫を亡くした女性に自立を求めるということだと思います。同様なことは以下2つの改正にも言えることです。

A夫の死亡時に妻が30歳未満で子がいない場合は、遺族厚生年金は5年間を経過すると消滅することになりました。
 30歳未満で子どもがいる場合は、子が18歳の年度末になって遺族基礎年金の受給権が消滅してから5年を経過すると消滅します。

B夫死亡時に妻が40歳以上で子がいない場合は、40歳から65歳まで「中高齢寡婦加算」(年額596,000円)が加算されます。
 子がいて、遺族基礎年金をもらっていて、子が18歳の年度末になって、遺族基礎年金が消滅した時点で、妻が40歳から65歳まであれば、同様に「中高齢寡婦加算」(年額596,000円)が加算されます。この「40歳」は、元は「35歳」でしたが改正となりました。

手続等、詳しくは、当事務所にお問い合わせください。

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