[ 賃金管理研究会の道程 ]

東京都社会保険労務士会登録自主研究グループ
賃金管理研究会代表世話人 阿世賀 陽一

「09花見 楠田先生+全員09花見 楠田先生+全員」

 賃金管理研究会の創設は、東京都社会保険労務士会が社会保険労務士の学会たるべく自主研究グループをスタートさせた昭和59年にまでさかのぼります。最も古くからある自主研究グループのひとつです。
 平成26年10月、創立30周年祝賀会を開催しました。
 初代の代表世話人は桝井不二弥先生で、著名な方であったと聞いていますが、私が入会した時には故人となっていました。私が入会した時には2代目の芝崎寿宏先生が代表でした。その「賃金の半分以上は人事考課である」というお言葉は至言であると思います。
 
 基本的な活動は、毎月1回、2時から5時までの定例会を東京会の会議室で実施しています。研究発表の講師は、メンバーの持ち回りです。入会自由ですが、「ぶら下がり禁止」です。入会してほどなく発表するように勧められます。拒否することは困難です。ただ、わからないことをわからないと知ることこそが最大の勉強であり、研究ですので、意欲があれば全く心配はありません。
 定例会が終わると御茶ノ水駅の近くで懇親会をしています。当日の発表者を讃える会と位置付けているので、発表者は無料で飲み放題です。自分を叱咤激励して、勉強して、発表して、飲む…一杯の冷たいビールの味は爽快です。
 この時には賃金以外のあらゆる情報や業務の実例を話し合います。新人の方が「実は一件目の顧問先がとれそうなんです」という時などは、皆自分のことのように全力をあげてアドバイスします。

 私が入会した後の特筆すべき活動としては、次のものがあります。

☆平成9年1月、東京都社会保険労務士会自主研究発表大会で当時(3代)代表世話人の諏訪彌一郎先生が「雇用調整の実例と賃金」について発表しました。

☆平成11年3月、全国社会保険労務士会連合会関東甲信越地域協議会の労務管理地方研修会で「日本の代表的な賃金理論から世界標準までの特徴−そして実践的な選択肢の形成」をテーマに発表しました。

☆平成13年3月、全国社会保険労務士会連合会関東甲信越地域協議会の労務管理地方研修会で「社会保険労務士による広大な賃金制度マーケット開拓のために−実務篇」をテーマに発表しました。

☆平成14年2月、東京都社会保険労務士会自主研究発表大会で、諏訪彌一郎先生が自由主義経済になったロシア連邦の各地でおこなってきた賃金・人事労務についての研修内容を発表しました。このときはロシア大使館から祝辞をいただきました。

☆平成14年には拡大定例会に楠田丘先生にお話しいただきました。
 テーマは「日本型成果主義の展望と社会保険労務士の役割」

☆平成15年2月、全国社会保険労務士会連合会関東甲信越地域協議会の労務管理地方研修会で「業績を測りがたい事業場での成果主義−準公務員システムで運営されていた社会福祉法人への賃金・人事考課制度導入事例」をテーマに発表しました。

☆平成16年7月 拡大定例会「希望はどこから来るのか」 
           講師:東京大学社会科学研究所助教授 玄田有史氏
 テーマは(若年者を中心に)現在の雇用問題に対して何をすべきか?       
 私見を言えば、賃金カーブの修正です。

☆平成17年3月、東京都社会保険労務士会自主研究発表大会で、姉妹グループである「人事労務のための年金研究会」が「高年齢者雇用確保措置と年金」をテーマに発表しました。

☆平成18年6月 特別講座「楠田先生からの15の質問」
 姉妹グループである「人事労務のための年金研究会」の著作「60歳台前半全員現役時代の賃金決定完璧シミュレーション」出版パーティーに楠田丘先生をお招きし、厳しくもありがたい特別講座にしていただきました。

☆平成18年9月 第1回「楠田賃金塾」参加
 「中小企業への賃金・人事の指導は、社会保険労務士に期待したい」とのお心で、賃金管理士である賃金管理研究会メンバーを中心に、楠田丘先生の心・技・体を学ぶ第1回楠田賃金塾が開講されました。
 生産性賃金管理士である参加者は、「直弟子」の名のり、「生産性賃金管理士進士」を許可されました。

☆平成19年4月〜7月 「賃金基礎講座」を開催。
 約100名の参加を得て、最終回は楠田先生が総括講義。

☆平成19年11月 第2回「楠田賃金塾」参加
 内容は、塾長からの「人材評価制度の整備〜新時代の評価制度と考課者訓練のしくみ」の講義、塾生代表の実践発表、実務的な師弟問答です。私は「中小製造業におけるコンピテンシーとスキルの併用」をテーマとしました。
 師弟問答では、私たちの実務的な質問に衝撃の回答をいただきました。
 それは絶対評価の相対区分です。

☆平成19年9月〜12月 「人事考課基礎講座」を開催。

☆平成20年1月〜 「コンピテンシー講座」を開催。

☆平成20年9月〜 「シリーズ−考課者訓練の方法」を開催。

☆平成20年12月 姉妹グループである「人事労務のための年金研究会」の著作「総務の仕事−ハンディバイブル」出版パーティーに明治学院大学教授の笹島芳雄先生をお招きし、ありがたいご祝辞をいただきました。

☆平成21年の花見の会では、楠田先生特別参加で、特別講義のテーマは「3つのワークシェアリング」。

☆平成22年3月の東京都社会保険労務士会自主研究発表大会では、「社会保険労務士が中小企業に人事・賃金制度を導入するために−実例を通して」を発表しました。

☆平成22年5月には「楠田丘先生開業50周年記念講座とお祝いの会」を開催しました。
 講義のテーマは「21世紀の日本型人材管理の課題と対応のあり方」で、GHQとのや
りとりからリーマンショック、そして最新の人材社会学までをお話しいただきました。
 お祝いの会では、参加者全員で楠田先生がお好きな「サザンカの宿」を合唱しました。

☆平成24年花見の会も楠田先生参加で、特別講義のテーマは「人材社会学の人事・賃金への具体的適用」。
 その後、先生は引退表明をされました。富士山を見るたびに、あるべく賃金カーブを思い起こします。

☆平成25年3月の東京都社会保険労務士会自主研究発表大会では、姉妹グループである「人事労務のための年金研究会」が「厚生年金基金の現状と今後の行方」をテーマに発表しました。
*その後、賃金管理研究会に統合。

☆平成26年3月の東京都社会保険労務士会自主研究発表大会では、「中小企業に人事賃金制度を普及させるための行動能力(格付け)評価基準の作成方法」を発表しました。

「2014 発表」

 

 

 

 

 定例会以外の活動としては、花見の会、合宿研修、納涼会、忘年会が四大行事です。
 研究会のスローガンは「よく学び、よく学び、よく学び、よく遊ぶ」です。

☆春は花見。
☆夏は山にハイキング。大山、御岳山、筑波山、昇仙峡等 滝のある山シリーズ
☆秋は美味いものを食べて飲んで、さらに勉強する強化合宿。
☆暮れは望年会。

「茶摘み娘コスプレ」

 

 

☆別名「歌う社労士会」と自称しています。四大行事の最後は、全員で楠田賃金塾愛唱歌「丘を越えて」、賃金管理研究会愛唱歌「地上の星」「明日があるさ」を合唱します。

 新規入会希望者はいつにても受け付けます。定例会に参加可能であれば東京会以外の会員の方でもけっこうです。

 お問い合わせと入会のお申し込みは、事務局長 石井達也 ttishii@nifty.comまで